■2010年08月31日(火)
精神保健福祉実習 巡回指導
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8月23日から始まった今年の精神保健福祉実習、今年は4名の若者が街の中の喫茶店あっぷるで実習を行ってくれています。先週23日のスタートからかれこれ1週間、中間地点を過ぎた所で、それぞれの大学から担当教員が実習巡回指導に来て下さいました。日本福祉大学からと徳島市出身の杉本先生、四国学院大学からは毎度お馴染の西谷先生、中間報告としてあっぷるスタッフからの実習状況等もあれこれと話をさせて頂きました。初めての場所という事で多少なりとも緊張を伴ったとしても、自らが「選んだ場所」そうした場所や時間の中、とにかく明るくそして元気に、そして学ぼうとする姿勢と何でも見てやろうとする好奇心…そんなものを携えながら実習を進めていって欲しいと願うだけです。観念的にならず感覚的に「感じ取って」欲しいとただそれだけを願います。
8月もいよいよ今日で終了、この数日、県担当課に提出が求められていた「監査事前提出書類」の整えをスタッフが…今日一応提出と相成ったのですが、この間ずっと厨房のオープンを支え、ひたすらRoll Cakeを製造し続けてくれた女性メンバーのKさん…流れる汗と試行錯誤のここ数日でした。「何となくわかる、上手くいく時そして失敗してケーキの生地が割れてしまう時…」「けれど何が原因か解らん」「ケーキ作りは繊細な仕事」あれこれ呟きながら何十本も彼女がRoll Cakeを焼き続けていました。失敗作はメンバーみんなでシェアリング…一切れ100円で捻出した材料費をカバーしていきます。揚げ物のコンロと背中合わせの環境では、彼女に申し訳ない限りではあるのですが、これも現状ではいた仕方無いこと…「明日はリベンジ、頑張って気合いを入れて焼く」彼女の言葉が帰りの会で響きます。任される喜びと任されるしんどさ…その狭間で日々彼女は「力」をつけていく事となります。 | | |