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■2007年07月30日(月)  城西病院から実習生が来所
 今日はお弁当製造に城西病院からの実習生2名が来所、作業に参加をしてくれました。午後からは街の中の喫茶店あっぷるにて実習、地域の中・社会の中にこうした場所がある事を「知るところ」から出発して欲しいと思います。

 閑話休題として、次男が通う「徳島商業」が2年連続22回目の甲子園を勝ち取りました。昨年兄が甲子園に出場、入れ替わりの形で今年弟が入学、ベンチ入りした兄とは違いまだスタンドでの声援組ではあるのですが、去年とは違った感激を実感しました。努力が必ずしも「報われる」とは限らないのですが、途方もない程の練習量と絶え間ない努力の日々、人とは違う「感激」を得る為には当たり前に「人とは違う」努力や時間を積み重ねての事である事実をあらためて思うばかりです。子供たちを通じて「大きな力」を得ている事をフト嬉しく思うそんな夏の頃です。

 間もなく8月、第10回目となる街角の精神保健福祉を考える集い、お盆期間のかき氷販売、忙しい夏への準備をみんなで進めていく事となります。

■2007年07月27日(金)  連日の猛暑
 梅雨が明けてから連日の猛暑、普段のお弁当作りも「大変な」季節の到来となりました。備え付けられている2台のクーラーは何の役にも立たず、調理の火が消える迄はとてつもない高温の中での作業、メンバーのTシャツも汗だくの状況となっさていきます。まだしも寒さの冬がましなお弁当作り、夏は本当に大変な重労働でもあります。籠屋町の喫茶店では毎日45食程のお弁当が完売、タウン誌「あわわ」の掲載や新聞報道、口コミも含めてたくさんの人がお弁当を買って下さいます。作るお弁当数がなかなか追いつかない、そんな状況でもありますが、みんなが力を合わせて日々のお弁当作りに取り組んでいます。

 明日はクラブハウス・Dream Flower主催のバイキング、仕事の後の「楽しみ」としてみんなが楽しい1日を過ごしてくれる事となりそうです。

■2007年07月26日(木)  あっぷるメンバー会議
 昨日は街の中の喫茶店にみんなが集合、これからの予定やクラブハウスの準備等について色々な話し合いが開かれました。メンバーの数が少なくなってきた「今」のお弁当製造数、来月4日に行われるクラブハウス主催のbeer hallの準備、夏休みの予定や阿波踊り期間の「かき氷販売」等、行事目白押しの夏の一つ一つについての話し合いや確認を行いました。

 普段は弁当作りや喫茶業務に追い立てられての日々、二つの事業所がそれぞれ別にあるという状況の下、みんなでゆっくりと話し合いを持つ時間さえ時に困難になっていきます。やはりミーティングの必要性というか、そんな事も思いながら午前中ゆつくりと時間を使ってのメンバーミーティングとなりました。

■2007年07月24日(火)  幸田先生と徳島文理大学学生さん
 徳島文理大学の幸田先生と共に学生さんが10名程、街の中の喫茶店あっぷるに訪ねてきて下さいました。いずれは社会福祉士・精神保健福祉士を目指す若き人達、あっぷるスタッフからの話、メンバーからの「現場の実際の声」を届け行く作業の中、教科書の中には書き記されていない「現実」を垣間見てもらった事と思います。
 世の中、社会の中にこうした一つの場所が確かに在るという事、そしてその場所にそうした人達が集っているという事、病や障害ということ、若い感性で色々な事柄にリアルに触れていって欲しいものと思います。

■2007年07月22日(日)  精神保健福祉士 生涯研修制度委員会 東京
 土曜日から日曜日にかけて東京に出向いてきました、今年5月から委嘱を受けた日本精神保健福祉士協会の「生涯研修制度委員会」の2回目となる会合、新宿の協会事務局で全国から数名の人が参加しての会議が行われました、在るべき論ではなく、どんな風に現実のリアリティーの中「役に立つ人」として存在していけるのか、現実の前にどんな風に「立つのか」が何より大切な事のように思えてなりません。

 時代の状況に何より敏感である事、そして誠実に自身を省みること、守られた発想や現実感の欠如ではなく、きちんと「今」を直視する姿勢がやはり必要な事のように思えてなりません。せめて時の流れの速さに、きちんと身を呈する事の出来る「意識」をきちんと持ち続けていきたいと思うばかりです。

■2007年07月20日(金)  大学での講義も夏休み
 毎週毎週、ずっと出向いていた四国学院・吉備国際大学での講義も今週で、しばし夏休みに入ります。前期試験はそれぞれの大学でレポート、書き綴ってくれた学生達の「文字」を読みながら評価といった作業を行う事になります。それぞれ9月一杯は夏休み、その間大学に出向くスケジュールは一時お休みとなります。

 形式ではなく実態としての精神保健福祉の日常、その事を伝え行くことや若き人達とのやりとりを反面教師的に聞き入る事、たくさん時間を使いながら出向く大学での時間ではあるのですが、色々と学ぶべき点も多々あるようにいつも思えます。
 明日は東京に出向いて日本精神保健福祉士協会の生涯研修制度委員会での会議、一泊東京に泊まって日曜日に徳島に帰る予定としています。

■2007年07月19日(木)  PSW 初任者・現任者研修会
 徳島県精神保健福祉士協会の方で現在、9月末に実施を予定している「精神保健福祉士・初任者現任者研修会」の企画が随分と進んできました。事務局として役員が毎月会合を開き、その議論の中で研修会の輪郭が整いを見せてきました。大掛かりな研修企画は県協会としても今回が初めて、数的に増えた「精神保健福祉士」の在るべき姿や原理・原則、そうしたものに照らし合わされていくそんな研修会を開催したいと思っています。研修会の時期は9月29日(土)から30日(日)、場所は障害者交流プラザ、1泊2日のプログラムで四国4県にも参加を呼びかけていく予定としています。

 今週末、21日には2回目となる本協会の「生涯研修制度委員会」が東京で開かれる予定、PSW・精神保健福祉士の「生涯研修制度」に関しての委員会に於いて、研修制度の懸案・立案を進めていく事となっています。「必要な人」としてどう在るべきか、基本は常に「原理原則に寄り添うこと」として考えていきたいと思っています。

■2007年07月17日(火)  心身喪失者医療観察保護法案 会議
 心身喪失者医療観察保護法案に関する連絡会議が行われ参加してきました。徳島県精神保健福祉士協会の代表としての参加、法案に沿った徳島県の状況報告等を調査官より説明を受けての時間となりました。池田小学校の事件を契機として立案されたこの法案、重大な犯罪を行った「精神障害者」に対して、保護観察庁の下、法的な意味合いを含めた入院やその後の「処置」が書き示されています。「保安処分」という問題、福祉ではなく犯罪としての法的側面の括り、人権というそれぞれの立場の側面、再犯の予防や予測、緊急時の緊急対応システム等、色々な面から議論や実施を行わなければならない、そんな大きな意味を含んだ法律でもあります。

 社会の合意、本人の人権、被害者の人権、被疑者の人権、淡々と調査官の説明を聞けば聞くほどに、様々な事柄を考えずにはいられません。どんな事柄もそうですが、きちんと向き合えば向き合う程に、奥深き事柄の一つ一つである事に気づいていきます。この街のそして社会の中の出来事、きちんと眺めていきたいと思います。

■2007年07月16日(月)  HEARTLAND 11周年記念パーテイー
 昨夜は盛大にHEARTLANDの11周年を記念したパーテイーが行われました。6月の開催が延期、その上先日の台風でまたまた延期と延び延びになっていたパーテイーでしたが、たくさんの方々の参加の下で盛大な宴となりました。メンバーメニューを決め買い出しに調理準備、外からのお客さんも交えての風景はこの11年の間、何一つ変わりません。毎年6月の時期がHEARTLANDが北島田で活動を開始した月、それを記念しながらこうした時間を11回数えてきました。人と人との中で疲れた心、それがまた元気になっていくのはまた「人の中」である、そんな風にずっと思ってきたし、これからもずっとそうであろうと思っています。

 Beatlessのバンド演奏に飛び入りでキャロルを熱唱してくれた、籠屋町商店街・理髪店の郡さん、素敵な歌声でした。急遽バンドの助っ人となってくれた徳島新聞社の井内さん、奥様や子供さんと共にパーテイーに参加して下さいました。少しでもあっぷるのメンバーが元気になっていく事のための一つ一つ、次は8月4日のクラブハウス・Dream Flowerが主催するbeer hallが予定されています。ちなみに下は昨夜のBeatlessのSet Listです。皆様、どうもありがとうございました。

1 Nowhere Man  2 I Saw Her Standing There 3 All My Loving 4 悲しき街角  5 夜明け 6 Rock & Roll Music 7 Cant Buy Me Love 8 ルイジアナ  9 ファンキーモンキーベイビー 10 夢中さ君に 11 Long Tall Sally
12 Jhonney Be Goode アンコール Stand By Me  She Loves You

■2007年07月14日(土)  11周年記念パーティー 延期のお知らせ
あいにくの台風接近となり、今夜予定していましたHEARTLAND11周年記念パーティーは明日に延期とさせていただきます。急な変更となりますが生憎の天候、ご了承いただき明日のご参加をみんなでお待ちしています。

HEARTLAND 11周年記念パーテイー

日時 7月15日 日曜日 午後6時から
場所 北島田あっぷる 徳島市北島田1丁目46-4番地 088-633-1410

■2007年07月12日(木)  四国学院大学にて講義 メンバー・スタッフ阿部
 今日は毎週出向いている四国学院大学にメンバー2名、スタッフの阿部と共に出掛けて学生たちと一緒の講義を行う形としました。スタッフ阿部からは就労継続支援B型事業所として障害者自立支援法を身のまとったHEARTLANDの現状を報告、メンバー2名は学生2グループに分かれて「支援計画作成」を目的としたそれぞれのテーブルでの話となりました。支援のための計画作り以上に、赤裸々なまでの「彼ら」の話しに直に触れての時間、それぞれに「想う」事も多々あったのではないでしょうか。それにしてもメンバー2名もスタッフも堂々とした話しぶり、伝え行くべきポイントを簡潔に、そして明瞭に伝え行く姿は、回を重ねる度にGoodな印象です。

 帰路はコスモスの家にも立ち寄り竹内さんとも会談、なかなか実りある1日となりました。
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■2007年07月10日(火)  徳島新聞夕刊「職場におじゃま」
DSC02596.JPG 308×231 16K 昨日の徳島新聞夕刊「職場におじゃま」のコーナーに大々的に街の中の喫茶店あっぷるの記事が紹介されていました。「障害者に就労機会提供」の見出された大きな記事と写真、微笑メンバー・スタッフの写真も掲載されています。日々様々な事はあっても活動の拡がりを見せる街の中の喫茶店、店頭でのお弁当販売や喫茶店での仕事をみんなが気持ちよい程にこなしていきます。
こうした機会を経てまた新しいお客様が足を運んで下さる事、本当に嬉しく思います。

 この記事の取材を行ってくれた徳島新聞記者の井内さん、以前からの知り合いでもあり、今週末のHEARTLAND11周年記念パーテイーではバンド演奏にも加わってくれる予定となっています。

■2007年07月09日(月)  北島田かわら版 7月号
◇1ヶ月というのはすぐに経ってしまいます。お客様との会話(店頭)少しだけ出来るようになりました。まだまだみんなのようにはいけないけれど、自分の中にはここに来れるという事がどれだけ幸せかという事を、身にしみて思いました。いつまた立ち止まるかわかりませんが、1日1日を大切にしていきたいと思います。

◇ようやく安定しつつあり、まがりなりにも辿り着けるようになりました。雨で憂鬱な日が続いているので、梅雨明けが待ち遠しい気がしますが、そんな事に揺れないようにしてマイペースで前に進むことが出来ればと思っています。それを支えて下さる皆さまに感謝です。

◇毎日蒸し暑い日が続きますね。この暑さで心も体もボロボロです。この2〜3日嫌なことが続き、心が不安定な状態になっています。元々明るい私ですが、色んな悩みを抱えているんです。そんな時心の支えになってくれる人がいれば、どんなに良いだろうと思います。周囲を見渡しても幸せそうな人ばかりに見えてなりません。少しうつ状態になっています。このトンネルから早く抜け出したいのですが苦しいです。

◇先月はフル出勤したので今月も頑張りたいと思います。
◇通所して早2ヶ月、暑さがますます厳しくなる頃、皆さまも体調はくれぐれもご注意ください。

◇暑い日が続き、海に行ってバーベキューでもしたいですね。

◇いつもあっぷるのお弁当をお買い上げ下さっている皆さま、賛助会員の皆さま、大変お世話になっています。今年の5月22日に鳴門から北島田あっぷるに通い出して約1ヶ月が経ちました。まだまだお弁当業務(皿洗い・洗濯・店頭販売・レジ等)に不慣れな私ですが、一つずつ着実に仕事を覚えていきたいです。皆さん、これからもどうぞ宜しくお願い致します。

■2007年07月08日(日)  閑話休題 Live act Tulip
7月6日、淡路島を渡って神戸国際会館のLive act Tulipのラストコンサートに出掛けてきました。再結成コンサートの数年と数回を経て、いよいよ今回が最後となるTulip解散コンサート、期待通りの素敵な時間となりました。客席は超満員、フト見れば殆ど同世代の人たちばかり「歳を取ったね‥」とそんな言葉は見るこちら側のもの、それでもオープニングからすごい盛り上がりのラストコンサートでした。全国数本のラストコンサートは各会場で盛り上がり、追加公演が決定、11月の大阪フェスティバルに心が駆けだしていきます。Beatlesに出会ったのが中学1年の時、その前後してもろにBeatlesの影響を受けたTulipの音楽を知ったあの頃、あれからかれこれ35年の歳月。不思議なもので目を閉じて演奏されるナンバーを聞くと、あの頃、あの時が一つ一つ鮮明に蘇ってくる、そんな懐かしさにまた出会えたような素敵なコンサートとなりました。

 「35年か‥」歳も重ねたと共に随分と遠くまで歩いて来たものです。

■2007年07月07日(土)  忙しい週末 大学での補講
 土曜日は本来はお休みのはずですが、今週は6月に休講とした吉備国際大学の補講があり、木曜日に続く形で今日土曜日も3コマの講義担当の為に出向いてきました。さすがに週2回の岡山は遠い道のりではあったのですが、普段の講義とは違ってリラックスムード、急遽の補講でもあった為、それぞれ少人数の学生達とゆつくりと話しも出来た‥そんな時間ともなりました。いつもの事ながらHEARTLANDでの日々を省みながらの講義、時に言葉を伝える難しさを感じると共に、決して「良いこと」ばかりでは無い日々の中、健全と伝え行く事の空虚さみたいなものも覚えずにはいられません。あと数回の講義で前期も終了、テストレポートを経て夏休み、しばし大学での講義は休憩時間ともなります。

 徳島文理大学の幸田先生よりお話しがあり、今般「徳島県精神保健福祉協会」の理事を担当させて頂く事となりました。ちようど今日は大学の補講と重なり、平成19年度総会への参加は代理の者に行ってもらう形となりました。会長の大森先生からのご依頼という事でもあり、出来うる責務をきちんと果たしていきたいと思っています。

■2007年07月06日(金)  かわら版 7月号
◇もうすぐ七夕、あっぷるの軒先でも思い思いの願いを書いた短冊が揺れています。七夕飾りに重なって浮かんでくるのは、あるメンバーのお弁当の帯の言葉「あっぷると出会って、お弁当づくりをするようになってからいろいろな新しいことに出会えた、それは私の人生の中でキラキラ輝く星のように思える」・・・この「小さな居場所」をこんな風に思ってくれる人がいると思うとやっぱり嬉しくて頑張れます。
就労継続支援B型に移行した「今」もいろいろな出来事で追われるような毎日が続きますが、適時小さいが故に小回りが効く良さを生かして運営の検討や見直しを行っています。今回は長年お世話になった配達の中止やスタッフの移動も含めた大掛かりなものになりました。メンバーも楽しみにしている配達業務の一時終了は本当に残念でお客様にもご迷惑をお掛けしますがメンバーにもスタッフにとってもかけがえのない、この場所が変化していくことでキラキラと輝き続けられますように。どうか、ご理解ご協力のほど宜しくお願い致します。 スタッフ  小川信子

◇B型事業に移行して2ヶ月。バタバタと慌しい一日を過ごし、経理もそこそこになり、
残るのは疲れだけなんていう日もあり、なんだかこれから先どうなるのだろうか?どうすればいいのだろうか?と考えさせられる月でもありました。そんな私を察したのかあるメンバーが、あっぷるに来ていろんな事があるけど、あっぷるに出会えてよかったんですと自分の思いをいっぱい話してくれて「何があってもしばらくここで頑張ります」という言葉を聞いた時には、そうか私も頑張らなきゃなぁと思いました。彼に「小西さんのストレス解消法ってなんですか?」って聞かれて、「やっぱり皆が元気になっていく姿をみることかな」と言えた自分。彼等に元気をもらいながら、また皆と夢に向かって進んで行こうと思います。      スタッフ 小西英子

◇夏の暑さも、梅雨が明ける頃には本番になってくるだろうと思われる今現在・・あっぷるのお弁当作りの場は暑い・・すでに真夏。皆の弁当作りへの熱気と、火の熱気。聞くところによると、クーラーはその熱気に負けて、効かないらしい・・。かなり蒸し風呂状態の中で、水分補給をしながらメンバーの人達は頑張っている。いつ倒れてもおかしくはない状況の中でのお弁当作り。それでも朝早くから来て頑張って、お客さんに食べて喜んでもらいたい一心での作業・・美味しいはずです。色々な困難な状況の中でも、それぞれの「思い」が毎日を支えて、乗り越えていこうとしているメンバーの人達を見習い、私もひと山乗り越えていかなければ何も始まらないし、進んでは行けないのでしょうね・・。一歩を踏み出していかなければ・・みんな頑張ろう〜!!    スタッフ  小倉輝美

■2007年07月05日(木)  コスモスの家 竹内さんと
 四国学院の講義の後、久しぶりにコスモスの家代表の竹内さんと時間を過ごしました。時折互いに連絡を取り合う中、久しぶりにお会いしてあれこれの内輪話、スタッフが急遽2名退職された事もあって、相変わらずの「多忙さ」である事の話が続いていきます。いつもの元気さとは少し違って疲れ切った様子、日々の「しんどさ」みたいなものがHEARTLANDの日常ともリンクしていきます。

 自ら選んだ事とは言え、地域の中、そして「守られるもの」が無い日々にあって、時に迷路に迷い込んだかの如く、様々な矛盾を身にまとってしまいます。適当に過ごす事が出来れば「安易」な事柄も、きちんと向かい合おうとすればする程、その矛盾の深さに立ち止まらざるを得ない、そんな日々でもあります。こちらの矛盾を解消しようとすればあちらの矛盾が生じ、結局は出口の無い状況が混沌と進みゆきます。大学で伝える講義の言葉ではなく、実に「しんどい」今の地域福祉状況がきちんとそこには在ります。

■2007年07月02日(月)  七夕飾り
DSC02594.JPG 231×308 11K 7月の暦、北島田のあっぷる店頭には七夕の笹が飾られ、メンバー・スタッフが願いを込めた短冊が添えられていました。バタバタと日々を過ごすばかりのあっぷる、季節の彩りは時に静かな癒しを運んでくれます。
 この度、お弁当製造販売以来、長年に渡って行ってきた「お弁当配達」を一時中止させて頂く事としました。喫茶店の活動、北島田の活動、就労継続支援B型事業所としての業務と限られたスタッフ・メンバーでの日常業務、世間の風に触れる意味合いで、ずっと継続してきた「配達」ではあったのですが、今回一時中止という事とさせて頂きました。

 「世間の風」に触れる意味合いに於いては、その代替え機能として籠屋町の街の中の喫茶店があり、そこで充分に「今」はその役割をみんなやスペースが担ってくれている現状が確かなものとして在ります。長年に渡ってお弁当の注文を頂いたお客様には勝手なお願いではあるのですが、ご協力を頂ければと思います。

■2007年07月01日(日)  共鳴する思想みたいなもの
 昨日徳島文理大学の学生さんが幸田先生と共に街の中の喫茶店あっぷるに来て下さいました。高知県の地元に戻っての精神保健福祉の実習、そのプレステージとして来週金曜日に喫茶店でみんなと過ごす時間が必要との事でした。
 
 遠い遠い昔の自分自身の実習風景、時代は今ほど鋭角ではなく、まだのほほんとした福祉やその周辺の状況、されど「共鳴する思想」をどう確かめ合うのか‥現場スタッフの人たちと絶え間ない議論を果たしていた‥そんな人と人との呼吸には熱い思想や想いのようなものが確かに在ったように思えるのです。何を行うかよりもどんな風に思えるか‥原理原則論をきちんと語れる事、そして今を建設的に批判出来る事、全てはその一点に集約されていくようなある意味「迫力ある」押し問答がきちんとそこには在りました。障害を持つ彼らの傍ら、彼ら自身もそして現場の空気も「人が人として息づいていく」そんな事の為に在り続けようとした風景でもあったようにも思えます。

 「共鳴する思想みたいなもの‥」そんな懐かしい風景にまた出会いたい、無い物ねだりの日々は混沌と進みゆきます。

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