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■2009年01月31日(土)  理事会・評議員会 開催
 今夜街の中の喫茶店あっぷるで社会福祉法人ハートランドの理事会・評議員会が開催されました。11月に活動を一元化してからかれこれ2ヶ月、少し遅くはなったのですが、社会福祉法人ハートランドの定款に記載された「主たる事務所」の定款変更手続きを執り行う事を、議案事項の一つとして協議確認しました。
 北島田あっぷるはまだ賃借契約の下に在り、様々な荷物や備品等も置いたままの状態が11月以降続いていました。引っ越し先となった街の中の喫茶店が、物理的に北島田よりも手狭で在る為に、全て「収納」出来ない‥そんな内部の事情もあったのですが、この2月を以て全てを「引き渡す」形として家主さんとも話を進める事としました。定款変更手続きは所轄の法務局にての作業、主たる事務所の住所表記が今後、北島田から籠屋町に変更となっていきます。

 県担当課の河野様より申請中であった障害者自立支援法特例補助金(備品)が交付確定したとの連絡を先日頂きました。11月の改修工事の分も含めて、本当に県担当課のご配慮に感謝申し上げる次第です。
 相変わらず忙しい喫茶店、多くの方々が街の中の喫茶店に足を運んで下さっています。啓蒙啓発をより推し進めていくこと、彼らの「お給料」が少しでも増額となる事への取り組み‥頂くこととなった補助金を大切に意義在る「内容」として使途させて頂きたいと思っています。新しい活動への設計図をみんなで描いた行きたいと願っています。

■2009年01月30日(金)  第3回 とみた生活支援アワー べてるの家
 徳島県障害者相談支援充実強化事業の一環として、第3回とみた・生活支援アワーの講演会が来る2月28日の土曜日、美波町コミュニテイーホールで開催されます。地域活動支援センターとみたの宮部さんから連絡があり、今回は北海道浦河の「べてるの家」の方々をお招きしての講演会との事、座談会の進行の依頼を受けました。
 
 知る人は知る「べてるの家」北海道道南、襟裳岬の近くにある浦河町‥その街での様々なべてるの取り組み‥徳島でべてるの方々の話を聞く機会は今回が初めての事と思います。
 HEARTLANDからもメンバーやスタッフが当日参加の予定、作業所やべてるの家の物品販売なども実施されるスペースも用意されているとの事です。
 
 講演会の参加費は無料、お問い合わせは地域活動支援センターとみたまで‥TEL 0884-77-1230

  べてるの家 http://www18.ocn.ne.jp/~bethel/betheltoha1-1.html

■2009年01月27日(火)  香川県 中讃保健福祉事務所 講演会
 今日は午後から香川県丸亀市にある中讃保健福祉事務所で行われる講演会(社会参加基盤整備事業)の講演会にお招きを頂き、スタッフの阿部・メンバーと3名で出掛けてきました。生憎あっぷるではインフルエンザ・風邪が蔓延‥一緒に出掛ける予定であったもう一人の女性メンバーは欠席となりましたが3人で何とか丸亀まで辿り着きました。会場にはかれこれ50名程の参加者、当事者の方々・市町村の関係者・病院社会復帰施設の職員の方々など、なかなかにぎやかな雰囲気の中で、HEARTLANDの活動や街の中の喫茶店の事を話させて頂きました。

 インフルエンザの余波でまとまらない私の話とは反対に、2人の話はなかなかのもの、喫茶店の看板娘である片岡さんの講演もナチュラルな言葉、スタッフの阿部の言葉も少し力の抜けた(風邪の余波)わかりやすい真っ直ぐな言葉たちでした。
 
 障害者自立支援法・社会参加基盤整備事業の一環としての講演会「何があれは暮らしてゆけるのか‥」そんな大きな命題と向かい合いながらの日々が続いていきます。今日の機会を頂きました中讃保健福祉事務所の田中課長様、古川・金澤様に感謝申し上げます、ありがとうございました。

■2009年01月26日(月)  街の中の喫茶店 臨時休業 水曜日まで
 メンバー・スタッフに多数の風邪・インフルエンザ感染者が出て、街の中の喫茶店あっぷるの活動を水曜日まで「臨時休業」とする事としました。体調管理がきちんと出来ない中、こうした事態を招き多くの方々にご迷惑をおかけする事となり申し訳ございません。これ以上余波が拡がらない為の緊急措置、お弁当作りと喫茶店は臨時休業となりました。
 
 「ようやく社会復帰‥」と土曜日のダイアリーには回復の文字を並べたはずなのですが、今日は朝からまたすっかりと再発、高い熱と共に前身に悪寒が走り、予定していた大学での講義もとうとう出向くことが出来ませんでした。処方されたタミフルも効果無く、布団にもぐりこんでの一日、なかなか手強い生まれて初めてのインフルエンザ体験、来年度からはきちんと予防を含めて対策を考えねばならないと反省しきりの日々です。

 明日は香川県での講演会と大学での講義、明後日も大学で補講が朝から夕方までびっしり‥回復を祈りながらゴロゴロの一日‥「健康一番」です。

■2009年01月24日(土)  ようやく社会復帰‥
 ようやく社会復帰‥何の事は無いのですが早い話、生まれて初めて「インフルエンザ」に感染‥高熱と悪寒の数日をくぐり抜けて何とか今日社会復帰を果たせる段階に‥ところがところがしっかりとあっぷるのみんなに空気感染していた様子で、メンバーの一人がインフルエンザと診断を受け、他の数名のスタッフメンバーも風邪症状の熱を呈してのお休み‥きちんと予防接種を受けていなかったばっかりにたくさんの人たちに迷惑をかけてしまう結末となっていました。
 
 おそらく自分自身の記憶に基づけば初めてのインフルエンザ「病気にでもならなければ休めないから、この際しっかり休養を‥」との嬉しいやら悲しいやらの言葉を贈ってもらいながらのここ数日、反省もしきりです。あっぷる・街の中の喫茶店は言うまでもなくお客さん相手の活動‥「恐るべしインフルエンザ」この教訓をきちんと活かし、来年度は予防接種等、事前の対応にきちんと備えておきたいと思う次第です。

 来週は月水と大学、火曜日は香川県丸亀の中讃保健福祉事務所での社会参加基盤整備事業の「講演会」そして週末は池田保健所での退院促進のケア会議‥びっしり予定されているスケジュール‥何とか滑り込みセーフといった所です。

■2009年01月20日(火)  2日続けての大学
 今週は月曜日火曜日と2日続けての大学での講義、連日の善通寺となりました。精神保健学と精神保健福祉援助演習の講義を毎週担当、後期試験を目前としてそろそろ1年間お付き合いをさせてもらった、それぞれの講義受講生とも後少しでお別れの時ともなってきました。なかなかゆっくりと膝付き合わせての時間を用意する事は物理的に難しく、限られた時間の中で彼等の想いを聞き取る事は時に困難となっていきます。
 
 精神保健学の講義は100名を越えての講義で、こうした事への配慮はなかなか困難、午後の講義である演習はゼミのような少人数の雰囲気もあり、この2日間色々とみんなからの「声」を聞かせてもらいました。3年生、それぞれが精神保健福祉領域の実習を済ませた昨年、初めて見た場所や初めて聞いた言葉‥色々な感想や疑問点等など‥溢れる程に抱えてしまった人も多数いました。

 「私は福祉の仕事には向いていないと思う」「何か出来ると思ったけど何一つ出来ない」そんな言葉が多数うなだれた表情と共に呟かれていきます。実習という制限された時間と経験、まだまだ「可能性は無限でもあり未来は想像を超えていくという事」「何一つ出来ないという自己覚知から始めていく事は決して悪いことではないという事」伝えられるだけの言葉を繰り返し伝え行きました。始めようと思えばいつでも始められるという事‥言葉が彼等に届いたかどうかは知る由も無いのですが、彼等の「未来」に期待とエールを送りたいと思います。

■2009年01月17日(土)  近隣商店街へのポスティング
 今年から毎週土曜日もお弁当製造を行う形となりました。「何もせずに過ごすよりは働いてお弁当を作る方が良い‥」そんな彼等の希望と共に、少しでも彼等が手にする「給料」増の意味も含めた土曜日のお弁当製造、今日新たに広報のチラシを作成し、近隣の商店街の方々にチラシを持参し、街の中の喫茶店でのお弁当販売を広報してゆく‥そんな作戦会議を開きました。
 お弁当製造数の増加も決定、近隣商店街を一軒一軒廻っての広報、マンションへのポスティング‥店頭販売への工夫など、行っていきたいと思う事は山積みされて行きます。

 北島田の閉店に伴い車での配達は中止となったのですが、街の中の喫茶店近隣からの注文にはメンバーがお弁当を届ける「配達」の形を復活させていく予定としています。喫茶店から徒歩圏内の限定の範囲となりますが、あっぷるのお弁当を持参する形で対応を進めていこうと考えています。販売促進や収益増のに向けた取り組みと並行して、この場所に集い来る一人一人の「彼ら」に向き合う‥そんな時間もきちんと必要となっていきます。日常の「暮らし」の中にある色々な問題、その事に照らし合わされるように「揺れ動く」彼らの日常…お弁当作りの場面に立つまでのイントロ部分への対応にスタッフは途切れる事なく追われ続けても行きます。個であって全体、全体であって個、なかなかなかなかの日々でもあります。

■2009年01月16日(金)  クラブハウスの再開に向けて
 普段のお弁当販売や喫茶店業務と並行して、あっぷるに通所するメンバーが自主的に運営を行うクラブハウス・Dream FlowerがHEARTLANDには在ります。当事者のセルフヘルプ活動という事で、概ね毎月2回程土曜日をその時間として色々な企画や行事、自主運営に関するミーティング等々をみんなが行ってきた経緯がありました。昨年の11月・喫茶店の改修工事や北島田からの引っ越しに伴い、しばらくの期間なかなか実施が出来ていなかったみんなの集まりが再開されそうな様子です。

 あっぷるに通所している彼らが中心となって行うクラブハウスは、セルフヘルプ活動という事でもありスタッフもその傍らで時にガイドを取り、時に色々な助言も行いながら今までの運営を行ってきました。会費やメンバーズカードの発行、活動を記載した機関誌の発行等、少しでも元気になってゆく事のために、そしてみんなが寄り添えるそんな空気感を創り出しながら、色々な話し合いをみんなが重ねてきた経緯でもありました。
 昨年からのバタバタも一段落、またみんんなのクラブハウス・Dream Flowerが少しずつではありますが活動再開といった様子となってきました。

■2009年01月15日(木)  工賃(給料)アップあれこれ
 先日のメンバー会議やこのWEB街の中の喫茶店ブログにも書き記した様に、何とかみんなの工賃(給料)がアップする事への取り組みを進めてゆく‥そんな一つの方向性は、今に始まった事でもなく古くからのこうした場所の命題の一つでもありました。何らかの作業を行い必要経費を差し引く、その収益金が通所される人たちの給料として還元されるルール、何もしなければ何も掌には乗らないという「授産」や「福祉」のシステムが前提としてあります。
 さりとて新自由主義ではありませんが、大きな財を有する資本は大きな富を得る‥小さな財しか有さない障害者福祉の「地域実情」からでは小さな富しか得ることが出来ない‥格差社会はそこにきちんと生まれ、階層構造は歴然と生じ始めていきます。
 あっぷるに通う様々な彼等‥誰だって「少しでもたくさんお金が欲しい」そんな想いの一つや二つはきちんと有しています。そうした一つの「価値観」の傍ら、なかなかそこに辿り着く事の出来ない、出来にくい様々な彼等もこの場所には同席していきます。収益増「工賃5万円計画」を推し進めていくと、そこに辿り着けない人たちは何処かで「こぼれ落ちてゆく」という問題も表出していきます。スタッフの人員体制、運営の奥行き等、行き届くものがあれば、そうした一つ一つへの対応もそれなりに行えるのでしょうが、あっぷるで言えばお弁当を作り喫茶店の接客を行う…その周辺の事だけでメンバーもスタッフも目一杯の現実がある訳です。

 報酬の対価としての「お金」「誰もたくさん欲しい」という価値観、「お金を生み出す場所ではない」と定義も出来るこうした地域福祉の場所の意義や意味、人生の道行きの途中に障害や病を抱え持った事が往々の精神障害の人たち、自らが「誇り」を取り戻すために何が必要となるのか‥一ヶ月作業所に通い手にする金額、1万円や数千円単位の額面で、果たしてその部分が賄えてゆくのか‥生きていく為のお金や働くという事のステータス‥永遠の命題を彼らと共に考えてゆく作業は延々と続いていきます。

■2009年01月13日(火)  喫茶店内 MENU
街の中の喫茶店店内の「MENU」を一新しました。MENUに始まり様々な書式で街の中の喫茶店やHEARTLANDの活動をお知らせする為の「広報チラシ」は今までも作成してきましたが、今般新しく店内のお客さんに見て頂くMENUを一新しました。一見ファミレス風のMENUは、もしかしたらHEARTLANDで一番活躍しているかも知れないラミネーターにまとわれ店内のテーブルの上に飾られていく事となります。少しばかり写真も挿入し見栄えの良いMENUとなりました。

 先日のメンバーとの会議、11月の活動一元化からの喧噪も一段落として、いよいよ街の中の喫茶店の活動をより充実、整えてゆくそんな時期に差し掛かってきた事を彼等と共に話し合い確認しました。弁当製造数も以前の80食に戻し、土曜日も今までの定休日を返上してお弁当製造販売を行い始めています。手にする額面が決して全てではないのですが、みんなで働き収益を増加させていく‥一人一人が手にする給料がせめて5万円程度となるようにみんなで頑張ってゆく‥そんな大きな目標も含めての話し合いともなりました。一つ一つ一つ一つ‥そんな感じの寒中の頃です。

■2009年01月12日(月)  第19回街角の精神保健福祉を考える集い
 来る2月9日(月)、かねてから講演の依頼をしていました、京都府舞鶴にある「ほのぼの屋」施設長・支配人の西澤さんから講演会承諾の連絡がありました。精神障害の方々が働く本格的フレンチレストラン「ほのぼの屋」、10月に舞鶴を訪ね色々とお話しを交わす機会の中から今回の講演会が実現しました。
 WEBにも第19回街角の精神保健福祉を考える集いの広報チラシを掲載しています。講演会への参加を希望される方は、お早めに講演会参加申込用紙にご記入の上、フアックスもしくはMail添付、或いは電話等で街の中の喫茶店までご連絡の程、宜しくお願い致します。
 
 当日は西澤さんの講演と併せて「ほのぼの屋」の活動をまとめたビデオ(50分程度)も上映する予定としています。会場となる街の中の喫茶店はかれこれ60名程のキャパ、参加申込はぜひお早めにお願い致します。

■2009年01月11日(日)  かわら版 1月号より みんなの文字
今年は土曜日もお弁当作りをすることになりました。もっと揚げ物や味付けを覚えていくつもりです。お客様に喜んでいただけるように一生懸命お弁当作りをしていきます。喫茶店の方も覚えていけるように頑張っていきたいです。新しい年にまた新しい事を一つでも出来るように、応援してくださっている人たちに応えていきたいと思っています。これからも宜しくお願い致します。今年1年間、皆さまも良い年でありますように願っています。

◇ リニューアルしたあっぷるは店内もきれいで、私の心も落ち着きます。今年のあっぷるは今日も繁盛してお客さんのおかげで毎日元気に働けます。やってみたいことは店頭に出られるようになりたいことや、もっと弁当作りに慣れたりおかずを作れるようになりたいです。お客さんには風邪をひかないように頑張ってもらいたいし、あっぷるに来て下さるように願っています。北島田の時は喫茶店より早くあがっていましたが、今は4時まで長く働くようになりました。僕は病気のせいで2時半位に終わるようにしていますが、もっと最後まで頑張って働けるようにしたいと思っています。

◇ 新年明けましておめでとうございます。皆さんお正月はどんな風に過ごしましたか、昨日は結構お客さんも来て頂き、弁当も完売しました。今まで水・日祝がお休みだったのですが、今週から月〜土曜日お弁当を作りますのでぜひ買いに来て下さい。水日祝はお休みとなります。本年もあっぷるを宜しくお願いします。

◇ 明けましておめでとうございます。私は今年よりあっぷるへ来ることになりました。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

◇ 今年は色々な事に挑戦していきたいです。笑顔と元気を忘れないで、お仕事に取り組みたいです。お客様へ‥あっぷるで一息ついて癒されて下さいね。

◇ 明けましておめでとうございます。新しくなった籠屋町あっぷるで皆が揃って料理をしたり、レジをしたりウエイトレスをしたり、洗濯物をしたり‥目が出るほど忙しいです。私はモーニングをしたり、コーヒーをたてることが今年の目標です。

◇ 新年明けましておめでとうございます。皆さんお正月はどんな風に過ごしましたか、昨日は結構お客さんも来て頂き、弁当も完売しました。今まで水・日祝がお休みだったのですが、今週から月〜土曜日お弁当を作りますのでぜひ買いに来て下さい。水日祝はお休みとなります。本年もあっぷるを宜しくお願いします。

◇ 参加し続けることが大事だと思う今日この頃、あっぷるは10年の歴史があります、一助となれば良いと思います。

◇ 今年は切り仕事を頑張ります、洗濯もほせるようになりたいです、これからもあっぷるで仕事出来るように、ずっと来れるように‥もっと仕事が増えたらいいなと思います。

◇ 12月15日から休みましたが、スタッフの優しい言葉‥僕の事を親身となって考えてくれたと思います。あっぷるは心の傷ついた僕には機能したと思いました。1〜2年の間だ、通所したいと思いました。

◇ 僕もあっぷるの仕事を続けてこれからも頑張りたいと思います。今年も宜しくお願いします。

■2009年01月10日(土)  ほのぼの屋 舞鶴 
 京都府舞鶴市、障害を持つ人たちが働く本格的なフレンチレストラン「ほのぼの屋」があります。舞鶴湾が見下ろせる高台にあるほのぼの屋を訪ねたのは昨年の10月、社会福祉法人まいづる会が運営する今全国で一番「旬」な授産施設として脚光を浴びた活動を行っています。
 10月に訪ねた折りは忙しい業務の間を縫って施設長・支配人の西澤さんとも色々と話を交わす時間も頂きました。施設長である自らを「支配人」とも称し、フレンチレストランの経営や隣接している南仏のプチホテル風宿泊施設「オーベルジュ・ド・ボノ」の活動を丁寧に話して下さいました。

 西澤さんが話されるストイックな言葉の数々、与謝の海養護学校を前身とした活動母体の経緯など‥生き生きとその場所で働く障害を持ったメンバー同様に、生き生きと輝くものでした。10月に訪ねた際に交わした約束として、今回HEARTLAND・街角の精神保健福祉を考える集いで西澤さん、ほのぼの屋の活動を話して頂く講演会を予定しました。詳細は近日中にこのWEBにてお知らせ致します、ぜひご参加頂ければと思います。

 第19回 街角の精神保健福祉を考える集い

日時 平成21年2月9日 月曜日 午後1時〜(受付12:30〜) 場所 街の中の喫茶店あっぷる 徳島市籠屋町1丁目24番地
講演 「ようこそほのぼの屋へ」〜愚直に〜
講師 西澤心氏 (社会福祉法人まいづる福祉会 ほのぼの屋施設長・支配人)

  WEB ほのぼの屋 http://www.honobonoya.com/

■2009年01月08日(木)  メンバー会議
 毎週水曜日はお弁当製造はお休み、街の中の喫茶店も定休日となるのですが、今月は全て水曜日もOpen、みんなが集まり昨日はミーティングを行いました。今月の行事予定の確認、そして秋から延期となっていたHEARTLANDの旅行について、そして何よりみんなが行うお弁当作りの「在り方」について‥そして新しい活動として今年から取り組む土曜日のお弁当製造販売について‥色々な事柄をみんなと話し合い、確認していく作業はとても大切な一つ一つとなっていきます。あっぷるという小さな場所に在っても日々様々な事柄や問題が生じていきます、一人一人「個」の場所であると共に「全体」で一つの事柄を眺め行く‥そんな事も表裏として常に在り続けていきます。

 社会復帰という言葉の道行きとして、アパート等の住居の確保、日中活動‥そして社会的役割、経済的基盤等‥常套句の事柄への見渡しは必要な事ではあるのですが、そうした部分の前提として「病や障害を抱えながら何とか生きていく‥」その部分への自己覚知が何より大切ではないかと思えるのです。言葉にすれば簡単な

 「受容」という事‥されど自分自身の病や障害を「飲み込み受け入れる」事はとても大変な作業であるという事‥病や障害を抱えながらも生きてゆく「力」をつけていく事が、社会や地域の中で暮らし行く事のとても大切な要素ではないかと思えるのです。自分自身が折り合いをつけていくという事、自分以外の社会や他者に折り合いをつけて行く‥あっぷるが日々行う喫茶店での活動やお弁当作りは、まさにその部分へのレッスン‥そんな風に思えるのです。良きこともしんどい事も含めて、どう折り合いをつけていくのか‥変わらぬ「命題」のように思います。

■2009年01月07日(水)  2009年 かわら版 新春号より
1月5日よりお弁当作りが再開、早々よりたくさんのお客様が来て下さり賑やかにスタートしました。新年の挨拶をかわし、笑顔で受け答えする姿は見ていていいものですね。お正月休みをいただき元気を充電した皆から元気が発信できるっていいなあと思います。  
 喫茶店のみの活動になって2ヶ月、動きも随分スムーズになり適材適所で皆よく働きます。障害者にとっては本当に暮らしづらい世の中ですが、今の積み重ねを大事にし、感謝の気持ちを忘れずに、そして心は豊かに丑年の諺に因んで少しずつすすんでゆけたらと思います。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。   スタッフ 小西英子

 お正月早々、青森の方で断水になったというニュースがありましたが、水というのはあまりに身近にあるものだから、その大切さに私なんかも普段は全く気づかず暮らしています。でも今年は、ちょっとこの水を意識して進んでみようかなと思います。新しくなった喫茶店で今年もまたたくさんの出会いがあることでしょう。そしてまた私もあれこれと物思い物悩むでしょう。

 「水」は、色んなものに姿形を変えようが(海になり蒸気になり雲になり雨になり雨はまた雪や霰と化しても)その其性を失わないのが水(黒田如水「水五訓」より)だそうで、ちっぽけな私はただそうかぁとうなずくばかりです。ニュースをつけても不安な要素で溢れそうな今の世の中、それでも元気になりたい私たちは、やっぱり流れる水の如くそんな世情に身を置きながら、どこまでも流れてゆきたいと思います。今年もどうぞよろしくお願い致します。   あっぷるスタッフ 阿部 千恵

■2009年01月06日(火)  たくさんのお客さん にぎわう喫茶店
 昨日が今年初めてのお弁当製造販売の一日、いよいよ今年のHEARTLANDの活動が開始となった一日、待ちわびて下さっていた多くのお客様が喫茶店に来店‥超大入り満員の店内であったとの事です。生憎月曜日は大学の講義に出向いており(今日から講義再開)喫茶店の様子はスタッフからの連絡で知った由、ありがたく嬉しい始まりの一日であった様子です。

 メンバーの動向は本当にそれぞれ‥再度復活したい旨を連絡して来た男性メンバー「今日でやはり辞めます」と家族と共に立ち去っていった女性メンバー‥相変わらず嬉しそうに元気で働く人もいれば、なかなか「しんどさ」から抜けきれず「今日も休ませてもらいます」と連絡をくれる人‥一人一人にゆっくりと向かい合える時間も殆ど取って上げる事も出来ないのですが、本当に様々な様子を呈していきます。

 精神の障害特性なのかどうか‥「ホリデーシンドローム」ではありませんが、昨年暮れのCHRISTMASや正月といった街が華やぐ季節、新年となる4月桜の頃‥彼らは何となく調子を崩しブルーになる人が多数います、心象的にはわからない事もないのですが‥にぎわう店内のお客さんはHEARTLANDやこうしたみんなの事を応援してくれる人たち‥自身の「しんどさ」をくぐり抜け、或いは少しだけでも横に置き、整えられてゆく‥そんな一人一人であって欲しいとはやはり思うのです。
 
 お弁当作りも開始、いよいよ新しい年の活動が動き始めました。

■2009年01月04日(日)  今年最初の一日 初詣・鍋
 久しぶりの正月休みをくぐり抜けてみんなが集った今年最初の一日、年始の挨拶を交わしながらごく普通のお正月の光景がそこには在りました。楽しくそして愉快にお正月を団欒として過ごせたメンバー、昨年末より体調を崩し変わらずに「しんどい」人、それぞれ様々であってもまた新しい1年が始まり行きました。
 久しぶりの再会の後は近くの神社に初詣、そして昼食は少しばかりお酒も交えてのお鍋、寄せ鍋・カレー鍋を囲みながら穏やかな時間となりました。

 活動を喫茶店に一元化してからかれこれ2ヶ月、普段の日常活動は以前と同様ではあるのですが、一つになった事であらたに検討しなければならない事もたくさん出てきました。メンバーの役割分担や忙しい昼時の対応、ポスティングを含めた広報活動‥お弁当製造数や収益増加に向けた頑張り‥新しい活動への取り組み等‥色々と今後の活動を形どってゆくための検討課題も山積みされています。慌ただしい昨年11月からの時間の流れ‥少し落ち着きを見せ始めた新年の頃、一つ一つをより良きものにと検証を進めて行ければと思っています。

■2009年01月03日(土)  謹賀新年 おめでとうございます
 謹賀新年、明けましてえめでとうございます。どうぞ今年もHEARTLANDの活動へのご支援並びにご協力の程、宜しくお願い申し上げます。昨年は一つの節目となった年、長年活動を行ってきたHEARTLANDの原点、北島田あっぷるを閉じ、籠屋町・街の中の喫茶店に活動を一元化‥大きな変革の年でもありました。
 新しい形、新しい活動をあらためて模索しながらの11月以降‥本当に多くの方々に支えられた日々の活動である事もあらためて実感した‥そんな嬉しい昨年からの時間でもありました。

 幸せを豊かに実感出来るHEARTLANDのあっても、その周辺の福祉状況はどんどんと厳しさを増してもいます。障害者自立支援法の抜本的な見直し、障害者地域共同作業所を囲む厳しい現実‥社会のセーフティーネットさえ崩れ始めゆく「今」にあって、弱いものを更に叩き行く事でしか継続を見ない社会の断片も見え隠れしていきます。お弁当作り、そして喫茶店の活動‥HEARTLANDという場所の営み‥この街に様々な障害やハンディーを抱え持った人たちが「暮らしている」という事‥そしてそうした方々がこの街で当たり前に「暮らしてゆく」事への権利保障などなど‥色々な課題が山積みされていると共に、自らの場所を自ら守り行く‥そんな気概の一つや二つもこれからは必要となっていくはずです。
 
 あらためて「原点」への回帰を見つめ直しながら、また新しいHEARTLANDの活動をみんなと共に創り上げてゆければと考えています。今年も昨年同様にHEARTLANDへのご支援をどうぞ宜しくお願い致します。

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