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☆- ハートランド あっぷるDiary -☆

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[ 6周年のパーテイー ]
ハートランドの6周年を記念したパーテイーが開かれました。毎年この時期に行われるもう恒例の行事といった観が強くなってきた時間、今年も新しい人旧い人色々な立場の人を含んでの楽しい時間となりました。ちょうど大雨、考えてみればハートランドの何かの行事の時にはいつも「雨」の風景でした。設立総会を行った徳島駅前、まだ何も無かった頃の出発の時も「雨」でした。ただそれだけの事なのですが、同じように降る雨に、時間が飛び越えてしまったように色々な想いが凝縮されていきます。
色々な人の支援は言うまでもありませんが、やはりこの場所に集いお弁当作りを続けてきた「彼ら」の力が今につながってきた事が大きな力であった事は事実です。と同時にやはり「彼ら」の姿や営みに励まされてきた日々であったようにも思えるのです。
ビールの泡と彼らの笑顔、好調なTシャツの販売も含めて、夏にまっしぐらといったハートランドの夜でした。
多数集まって下さいました方々に感謝したいと思います、ありがとうございました。
2002/06/29(Sat) 雨


[ 香川・綾歌 コスモスの家 ]
香川・綾歌コスモスの家の竹内さんを訪ねての一日となりました。ハートランドを臨時休業しての遠出、スタッフの研修も兼ねての時間となりました。いつもの竹内さんのいつもの言葉、「福士」に甘える姿勢ではなく、いかに作業所という場所からの日常や営みを執り行っていくのか…、どこまでも潔い竹内さんの言葉が響きます。いつの頃からか福祉が綺麗な事となり、なかなか本質としての障害や病を抱える人たち、マイノリティー称される人たちの「運動論」からかけ離れた時代となっていきました。まだ「あの頃」の息吹と共に、彼女の闘う姿はリアリティーそのものといった様子でこちらのスタッフにとっても刺激的な会話となった様子です。
明日はハートランドの6周年記念のパーティー、家主さんの岸さんのいつもの乾杯の音頭に始まり大勢の人たちがこの場所に集い来る夜となります。週明けは松山での地域生活支援協議会の全国大会、懐かしい人やいつもの人たちのなかから、また「明日」に向かう自分自身を用意出来ればと願います。
2002/06/28(Fri) 晴れ


[ 喜楽 岡山からの見学 ]
岡山市内にある作業所「喜楽」からスタッフメンバー併せて11名の方がHEARTLANDに見学にお出で下さいました。林友の会、病院の家族会立の作業所で作業としてお弁当の製造販売を同じように行っているとの事。遠路海を渡っての交流機会となりました。メンバー・スタッフそれぞれの立場からの交流、作業所の「しんどさ」の共有や問題点、実際の日々の切り取り方等、短い時間の中でのやりとりでしたが良い時間となった様子でした。なかなか作業所を横に置いて出ていく時間が何処にも用意されないまま日々が過ぎていきます。他者や他の営みを見て自らの場所を考える機会を持つことはとても困難な状況が貧しい作業所にはあります。明後日はいつもお付き合いのある香川・コスモスの家の竹内さんを訪ねての時間、お弁当は臨時休業の形となります。色々な取り組みがあったとしても、きっと大切な事は同じようなシンプルなはずです。今後も色々な交流が深まっていくことを期待したいと思います。遠く岡山からの見学に感謝したいと思います。
2002/06/26(Wed) 曇り


[ 梅雨空 ]
久しぶりに一日梅雨空に覆われた今日でした。店頭でのお弁当販売に加えた形でのTシャツ販売、週が変わっても多数のオーダーシートが届けられてきます。色々な形から支援に本当に感謝するばかりの日々です。
「あっぷる」メンバーはいつもの調子で淡々と一日をこなしていきます。明日は岡山県の同じ様な作業所「にのつぼ」の方々が海を渡って見学に訪ねてきて下さいます。ネットを見てHEARTLANDの活動に興味を持って頂いた様子、メール越しのやりとりの中で明日の交流機会となります。岡山でお弁当の製造を行っているとの事、メンバー・スタッフを含めた明日の交流会を楽しみにしたいと思います。
2002/06/25(Tue) 雨


[ 日記帳の文字 沖本さん ]
ホームページ制作を手がけて下さっています沖本さんがこんな日記を掲載してくれていました。
今週になってもTシャツの注文は多くみんなばたばたと頑張っている日中があります。パートでお弁当の配達をお願いする原田さんも登場、人も思いも溢れるばかりに交差していくハートランドがあります。本当に多数のご注文に感謝するばかりです。

ハートランドあっぷる 06/17/2002
こんにちはσ(^^)

さて、ある人が、障害者のかたの働く場所を街の中に!と決意されソーシャルワーカーを辞して6年。今では、毎日お昼前には完売のフダが立ってしまうお弁当屋さん…徳島市のハートランド「あっぷる」…というカタチにまでなりました。

共働作業所として人の集まる場になり、さまざまなニーズが彼のもとに寄せられるようになり、今年、彼は平成15年度の社会福祉法人設立をめざして一歩前進することを決意しました。

そのための事業のひとつとして、働く機会を増やそうと、Tシャツ、バンダナの販売を開始。注文のあったTシャツを揃え、梱包し、必要なお手紙を同梱して発送する…それが作業所のみなさんの新しい仕事です。
http://www.tk2.nmt.ne.jp/~heartland/

このプラン。徳島在住のSOHO女性が協力し、イラストやネット販売のページ作成、注文メールのファックス転送などで手伝わせていただいています。SOHOイラストレーターの西山きんこさんのイラストが必見。味のあるテイストのくんだらシリーズは、もともとの名前が「個性」。あの、みんなちがってみんないい、と同義です。

Tシャツの製作は、キムタクがドラマで着てヒットしたTシャツの製作をされた阪神大震災被災障害者支援の百番目のTシャツさん。http://kobe100t.com/

どうかサイトをご覧になって、趣旨にちょびっとでも賛同していただけたら、ご購入にならずとも、ひとことだけ誰かに伝えてくださいませ。宣伝費用などなくて、人から人へ伝わることに望みを託し始まりました。Tシャツの販売は、サイトの趣旨のごく一部です。どうぞよろしくお願いいたします。

2002/06/24(Mon) 雨


[ 週末… ]
本当に忙しかった一週間が風のように過ぎていきました。月曜日から始めたTシャツの販売、全国の色々な人からの注文や激励の言葉が舞い込みみんな嬉しい悲鳴の連続の日々でした。ふと考えてみれば何か不思議な思い、見たことも会ったことも無い人からの「便り」は本当に嬉しい限りです。目の前の人と作り上げていきたい日常、見えない人に思いを届けながら紡いでいきたい日常、何か本当に不思議な感覚を持ったこの一週間でした。デザイナーのきんこさんも笑顔、この一週間の販売の状況報告も時折行いつつ進んでいます。神戸への追加の発注も含めて慌ただしい週末となりました。メンバーをはじめスタッフ、新しい経験の中に少しだけ疲れもたまる頃、ゆっくりとした休日を過ごしてもらいたいと思います。
先日東京から取材のあった朝日新聞記者・生井さんから原稿が届きました。ハートランドの活動報告も含めての紙面に感謝を伝えたい思いがします。精神に障害を抱えた彼らにとっても真新しい日々の連続となりました。小さな誇りや自らの「立脚」を考えていくそんな小さな日々がまた始まっていきます。
2002/06/22(Sat) 晴れ


[ Tシャツ 忙しい一日 ]
忙しい一日が連日続いています。Tシャツのオーダーが連日たくさん運び込まれ、その反響の大きさにみんな感謝の気持ちが束ねられていきます。小学校から、精神科の病院から社会復帰施設、近所の人たちや常連の方達、色々な立場の人からのエールが届いてきます。少しでも多くの人たちと共に「精神に障害を抱える人たち」の現状についての認識みたいなものが進めばと願います。何枚売れたかという事ではなく、彼らの問題が少しでも関心のあるべき問題にと移り変わっていく事が何よりの大儀のように思います。
メンバーも背中を押されるように午後からの発送作業や包装の仕事に取り組んでいる姿があります。暑い季節のお弁当作りにプラスされての作業、それでも多くの人たちが届けてくれるものに対しては真っ直ぐに立とうとする彼らの「心意気」みたいなものが垣間見えてきます。

午後は関係機関への挨拶回り、ずっと以前からお付き合いのある徳島新聞編集委員の木下さんとの時間となりました。報道の部分も含めて色々な話を交わす事が出来ました。報道機関・関係機関への挨拶がまだしばらく続きそうな午後の時間です。
2002/06/20(Thr) 晴れ


[ Tシャツ発送 ]
いよいよ今日からTシャツの発送作業が始まりました。朝のお弁当作りにプラスして、メンバーも大変な事ではあるのですが、みんなで包装作業を行っていきました。ネットの効果も手伝って近くの人・遠くの人、色々な場所に向けての包装が進みゆきました。多くの人のご好意やご支援が日々Tシャツのオーダーシートを通じて運び込まれている現実に本当に感謝したいと思います。
お弁当作りと同様にその包装された包みの中、お礼の意を込めた手書きのメッセージを笑顔と共に同封することにしました。
今日のメンバーからのメッセージ…

「私は作業所を利用して2年余りになります。料理が好きで好きが高じて指導員の大久保さんや菖蒲さんの下、メインとおかず2品むを作っています。アットホームで毎日がとても充実しています。笑いがありとてもホッと和む空間でもあります。ここが将来的にリニューアルしてあっぷる1号・あっぷる2号店が増えていけばいいなぁと思います。梅雨も先にに控えてますが、私たちのTシャツを着てレジャーに楽しんでください。ありがとうございました。

「島国、四国の徳島とあるバスの回転場の真ん前にあっぷる、お弁当作業所はあります。このたび地元の有名なデザイナー西山きんこさんの協力を得て素敵なTシャツができあがりました。くんだらねこ、青葉のエネルギー、みんなかわいいですよ。私なんか黒のくんだらねこをゲットしたのですが、発送の仕事をしていたらあれもこれも目移りしてこまってしまう、楽しい皆の笑い声、おしゃべりを聞きながらペンを走らせています。みなさん徳島の片田舎よりハートフルなメッセージと愛をこめてん…」
2002/06/19(Wed) 晴れ


[ 東京から 生井さん・朝日新聞記者 ]
東京の朝日新聞記者・生井さんの姿がHEARTLANDにありました。取材を兼ねての徳島は初めての場所、経過の中でHEARTLANDの活動に関心を持って頂いての来徳となりました。「人の中に・街の中に」HEARTLANDの指標を記事の題名としての生井さんの掲載記事が誌面を飾っていきます。北海道のべてるへの取材と数回の旅、その後にHEARTLANDという事になりました。地域の実情やHEARTLANDの経過を話した後、「あっぷる」のメンバーとの交流会となりました。交流会という程気楽な内容ではなく、一人一人の話が重い響きを呈していきます。
真摯に彼らの話に耳を傾ける生井さん、遠い場所・近い場所色々な場所から届けられるHEARTLANDへの支援に嬉しく思います。

販売が開始されたTシャツ、色々な人からの購入の便りが届いてきます。近くの人はもとより遠くは愛媛・香川・山口・北海道、ネットの効果も手伝ってか反響の大きさに改めて感謝の気持ちが溢れていきます。
明日からは注文に添ってみんなでの発送作業、手書きのメッセージを彼らが書き添えてTシャツが運ばれていくことになります。
2002/06/18(Tue) 晴れ


[ Tシャツ販売が始まりました。 ]
ついに今日からTシャツの販売が始まりました。素敵な絵を描いて下さった西山きんこさんをはじめ、神戸の百番目のTシャツ、箕面市の豊能の細谷さんらスタッフ、色々な人に関わってもらっての「はじまり」となりました。店頭でも何人かがTシャツを購入して頂き、にぎやかなお弁当販売の上にまた一つにぎやかな様子が加わる日々となっていきそうです。インターネット上での販売も始まり、昨日一日でも北は北海道の小樽をはじめ全国からネット注文が舞い込んできました。
午後からのみんなとの会議「服屋になる事も大切やけど、何とかこのTシャツを持ってみんなに伝えよう…、そして働く場所や住む場所づくりに向けた活動をみんなで行っていく事が一番の意味…」そんな確認をしての午後となりました。
忙しさに紛れながらもみんなの「夏」が幕を開けました。

2002/06/17(Mon) 晴れ


[ 竹内さん ]
今日は午後から徳島県障害者地域共同作業所連絡協議会主催の定例学習会が開かれました。会場は徳島市内の「ふれあい健康館」講師の立場で参加をして頂いたのは香川県綾歌町の「コスモスの家」の竹内さん。その真っ直ぐな響きの言葉が終始3時間余り延々と続いていました。自らが希望した「福祉」への道、大学を出た現場は彼女の思う「福祉」の実情にはほど遠く、転々とする中に自らの「形」を模索した状況が話されていました。作業所に関わった10年以上の歳月、実際に現場で日々を立とうとする人、そのリアリティーそりものの彼女の言葉でした。
しばらくぶりの再開、初めてHEARTLANDを訪ねての会話は、改めて彼女の「生き様」の再発見の時間にもなりました。

Tシャツの販売がいよいよ、店頭のわずかばかりのディスプレー飾り、メンバーの息づかい、スタッフの準備、いよいよ月曜日から販売が始まっていきます。県内外へのパンフの発送はかなりの数を数えました。
みんなの「夢」が膨らみますように…
2002/06/15(Sat) 晴れ


[ いろいろな人 ]
今日朝一番のお客さんは徳島スタイルの沖本さん、ハートランドのネット製作を今回色々な経緯の中で引き受けて頂く事になった素敵な方、山積みされたハートランドのパンフレットに囲まれての打ち合わせ風景となりました。午後には以前勤務していた精神病院で関わりのあった同じ年の女性「突然来たけど迷惑でないかな」風の便りで時折彼女の様子は知らされていたのですが、いざ顔をつき合わせて話をするのは何年かぶりの事になりました。当時のしんどかった病気の状況、一徹な昭和時代の父親、同じ病を患った姉との問題、時間が超えてあの頃の話となります。「一人暮らしをずっとしてる、退院してあれから一回も入院しとらん、がんばっとるやろ」市内の作業所に通っていた彼女でしたが、トラブルがあってもう止めるとの話、夕刻には「明日からあっぷるに行きます」そんな電話が鳴りました。

午後メンバーは一生懸命にパンフレット折りの作業、明後日の発送に向けて大忙しとなってきました。ついでにTシャツの在庫整理、みんなで生理棚を購入に出向きそれからの仕分けとなりました。会議では色々な事を想定しての大作戦会議、周囲の人たちに押される形ではありますが、何よりみんな元気な様子が小さな安心にと変わっていく初夏の一日でした。
2002/06/12(Wed) 晴れ


[ 大阪からの人  ]
今日は朝に大阪箕面市からのお客さんがありました。豊能障害者センターの細谷さんにスタッフの三浦さん、ハートランドでお迎えしてからの見学と懇話となりました。既に50歳を超えた細谷さん、当時の活動の状況を「障害者運動」という今では死語になりつつある言葉の雰囲気のままで話を続けていきます。箕面の豊能の活動経緯、時代背景は変わってしまったとしても、自らが障害者に関わる「訳」を共有していた時代の息吹を持つ人です。その後リサイクルの杉浦さんを交えての昼食、熱い話がそれぞれの状況から続いていきました。
あっぷるメンバーは午後からパンフレットの折り作業、いよいよみんなの「事」としてのTシャツ販売が始まっています。金曜日の発送に向けての準備と販売のシュミレーション、東京の朝日新聞の取材も含めて周囲がざわつき始めました。笑顔でのパンフ折り、明日は商品の在庫配列や購入物品の用意など、みんなが扱う時間の中にいよいよ動き始めていく「今」が進んでいきます。
2002/06/10(Mon) 晴れ


[ 静かな日曜日 ]
今日は一日あっぷるに缶詰状態、いよいよと迫ってきたTシャツ販売に関する書類や関係機関への挨拶文の製作に追われた一日でした。いざ動き始めていくと本当に色々な景色が展開されていきます。古かった人との再会や新しい人との出会い、転がる事で近づいてきたり確認できる事も多々あるようです。
それにしても久しぶりに一人この場所に座ると、本当に何一つ無かった頃をふと思い出してしまいます。何も無かったから色々なものが運ばれてきた、しんどかった部分の出来事はもう遥か遠い記憶に移り行き、今を静かに過ごせる事が優先されていきます。
来週の月曜日の販売開始を目指しながら、また2つめのハートランドのステージが幕を開けていきます。
明日は大阪箕面市からの来客、豊能障害者センターの人たちが数名見学に訪ねてきます。週半ばは愛媛での仕事、週末は徳島県作業所連絡協議会学習会の準備、学校の授業の用意、色々と山積みされた書類を蹴飛ばしながら進んでいければと思います。
2002/06/09(Sun) 晴れ


[ 精神保健福祉センター 作業所指導員研修会 ]
精神保健福祉センター主催の作業所指導員研修会が眉山会館で今日一日をかけて行われました。県下の精神領域の作業所の指導員の方々がほぼ全員集合、法人化や作業所周辺の動向などについて話をさせて頂きました。「地域で暮らす」という言葉を創成してきた地域共同作業所活動の歴史、それは家族や関係者の方々の「熱意」によって支えられてのものでした。任意であるという自由性とは背中合わせで、作業所自体の運営を維持していくことの「しんどさ」が宿りゆきます。少しでも「豊かに」なっていくために、自らが夢を描ける、そんな一つの仲間同士になれればと願います。来週からはいよいよTシャツのパンフレット折りや在庫管理のシュミレート、忙しい来週になっていきそうです。

きんこさんのホームページでTシャツの紹介が掲載されています。
http://www1.linkclub.or.jp/~kinko/index.html


2002/06/07(Fri) 晴れ


[ いよいよ ]
いよいよTシャツ販売に向けての準備が整い始めました。きんこさんが製作して下さった素敵なパンフレットも今日印刷から届きました。ネット上での販売を行うWEBも今月の20日頃には製作完了、メンバーを交えてのシュミレーションの後、いよいよ本番となっていきます。昨日のTシャツ販売大作戦会議も来週は毎日行っていくことになります。リアリティーは別としても元気な彼らの姿が嬉しく思います。「たくさん売れたらいいのになぁー」「どんな風にしたら売れるかなぁー」それぞれの言葉が飛び交っていきます。まぁ細かい事は置いて、とにかく建設的で健康的な話になればいいかな…そんな風に彼らを見ながら思うのです。神戸の百番目のTシャツに追加の発注、担当の加納さんの電話越しの声「もしかしたらもしかしたら、これは大ブレークするかも…きんこさんの絵が素晴らしいし絵が持つ力があるよ…」そんな事をスタッフが話している様子を嬉しい知らせとして届けてくれました。
精神に障害を抱える人たち、同じ街に住む隣人としてこの問題を広く問いかけてゆければ…ただそれだけを思います。明日は精神保健福祉センター主催の、県下作業所指導員研修会、法人化の話も含めて一日話をする時間が予定されています。Tシャツを手にして何より微笑んでいる彼らに背中を押される想いがして、少しだけ嬉しく思うこの頃です。
2002/06/06(Thr) 晴れ


[ Tシャツ販売 大作戦会議 ]
今日は午後から「あっぷる」でにこやかなTシャツ販売・大作戦会議が開かれました。「ワールドカップの会場を訪ねて販売しょう」「だれか有名な人、イングランドのベッカムに着てもらおう、いやいや朝のNHKの連続ドラマで…」まぁリアリティーは別としても賑やかな話の応戦となりました。さてさてどんな形で「姿を見せる活動」へと至っていくのか…現実的な準備の時間が継続されていく事になります。
「夢を見る力」そんな大きな指標の下に6月にが進んでいきます。

朝は徳島保健所の中井係長と懇話、HEARTLANDの法人化の問題に始まりグループホーム事業の事や今後の活動展開など、お忙しい中の時間をさいて頂いての話し合いとなりました。
「人の中に・街の中に」HEARTLANDのメッセージをその題材としての連載を朝日新聞の記者が行っていくことの連絡も東京から届いてきます。
7年かかった今に至るための時間、みんなの話題も少しずつ中心の部分に向かって整いつつあるように思えた一日でもありました。

2002/06/05(Wed) 晴れ


[ かわら版 5月号 ]
かわら版の5月号が発行となりました。その誌面の言葉… 


「あんたもう長いなぁー,ベテランになったでぇー,がんばりよ」お客様がメンバーの一人に声をかけて下さっているのを,陰ながら嬉しく聞きました。「かわら版,いつも読んみょんじょ,ティーシャツできたら買うけんな」と言って下さるお客様もいらっしゃって,外からの風に元気をたくさんもらいながら日々を送っています。お蔭様で常連の方も増え,売れ行きも上々…
この日々を当たり前と思わず,一日一日を大切にしてがんばりたいと思います。一生懸命に一日を生きる,その当たり前に思える事がやはりとっても大切な事だと思います。あんまり遠い未来を不安に思わず,今日一日を大切にがんばります。
        「あっぷる」スタッフ 大久保千恵 

◇「あっぷる」に通いはじめて丸1年が過ぎました。最初は右も左もわからなかったのですが,その私が後から通所してきたメンバーに作業を教える立場となりました。それはとても難しく,前に教えてもらった時のようにはいきません。頑張って自分の事も廻りのことも精一杯やっていきたいと思います。
◇「あっぷる」に3月下旬頃に入ってきて,毎日いろんな料理を作って楽しい毎日です。 
◇自分は「あっぷる」に来だして半年が経ちますが,作業所とは何かを考える時があります。作業所で社会勉強をして社会復帰を目指したいと思います。
◇多くの先生方の考案で出来たティーシャツ,一枚でもいいから買ってくださいね,お願いします。
2002/06/04(Tue) 晴れ


[ 精神保健福祉センター ]
今朝は精神保健福祉センターを訪ねての時間となりました。要件は7日に予定されている県下の作業所指導員研修会の打合せ、担当の林係長さんとの話し合いとなりました。それぞれの作業所とそれぞれの活動の形、家族か中心となって執り行ってきた作業所活動の歴史的な経緯、色々な状況の上に「法人化」や「小規模授産」といった問題がオーバーラップしていきます。社会福祉の構造改革「貧しすぎる」作業所にあってもこれからの「方位」を否応なしに尋ねられていきます。
障害者地域共同作業所にとって明日はあるのか…そんな大きなテーマも含んでの研修会となりそうです。講師という事ですが、同じ場所に立つ同じ仲間として考えることを共有出来ればと願います。

午後からは毎月の「給料ミーティング」れぞれの自己評価と他者評価との後に今月の給料を決めていく作業を行います。穏やかに過ごし高い評価を受けた彼女、みんなからの評価も随分と変わっていきました。「今までは冷たい印象があったけど、今はみんなと溶け込んで笑顔が素敵…」そうみんなの声を聞いた彼女は「うれし泣き」を始めてしまいました。余りにも無垢なその姿に心洗われる想いがすると共に、なかなか厳しい彼らの状況を確認せざるを得ない気もします。
明後日はいよいよ「Tシャツ」販売の作戦会議をみんなで結構、来週早々の販売に臨戦態勢となっていきます。きんこさんの図柄が素敵なせいか、販売前にして既に色々な人からの購入希望が舞い込んでいます。
さていよいよといった感じです。
2002/06/03(Mon) 晴れ


[ 松山へ ]
昨日は一日車を走らせて松山の街に出向いてきました。開催が目前となってきた全国精神障害者地域生活支援協議主催による全国大会の実公委員会、いつものメンバーいつもの愛媛県精神保健福祉センターでの話し合いとなりました。当日の役割分担も含めて最終的な協議という事になりました。初めての四国での全国大会、四国のネット作りの意も含んでの会議は既に数回を重ねました。いよいよ7月1日に向けて後少しの時間、より良い大会の成功になればと願います。

いよいよ6月、HEARTLANDが始まりを見た月、社会福祉法人化に向けて動き始める月、Tシャツパンフもきんこさんがついに製作完成、人の中に・街の中に、7年前に掲げた指標の下、あの頃よりは少し「現実」となった今を携えての夏がいよいよ始まっていきそうで心なしか嬉しくも思います。
2002/06/02(Sun) 晴れ

My Diary Version 1.21
[ 管理者:heartland 著作:じゃわ 画像:牛飼い ]